【講師】松浦優子プロフィール1984年11月12日里帰り出産先で母の出身地、宮崎県日南市で生まれる。 体動かすの大好き!!!なこども時代 東京の下町で、活発な女子としてスクスク育つ。 小学校高学年になっても、毎日のように夕方まで男子に混ざってドッチボールに明け暮れる。 駄菓子屋とSMAPが大好きな中学校時代は陸上部。 高校時代に先輩の影響でDANCEに入り浸る。 週に2回のペースであらゆるジャンルのDANCEレッスンに通う。 社会人になってからも週に1回はレッスンを受ける生活が続く。 日本を外から見てみたい!オーストラリアへ 幼稚園教諭として5年働き、「そろそろ世界を見ないとな」(←何目線や) 働きながらその国の文化を体験できる ワーキングホリデービザでオーストラリアへ。 英語ほぼ分からない状態で行ったものの、けっこう色んなタイプの友達ができる。 異文化に触れ、自分が日本の歴史などについて無知なことを知る。 妊娠→結婚→母になる 夫に出会い、交際、妊娠、緊急帰国、スピード結婚。 「インドいつ行く?」とか言ってる場合じゃなくなる。 2011年12月11日 長男出産。母になる。 出産後は2週間ほど東京から実母に手伝いに来てもらい、 その後はそのまま島田にて生活できる、と思いきや、、、。 生後3週間の息子を連れ、東京へ 出産後3週目、ヘルプに来てくれていた実母が 東京に戻ってから数日で 体の痛み、気持ちの沈み、不安感、夫に対しての不満が限界に。 急に叫びたくなったり、大声で泣くなど、 自分の感情がコントロールできなくなる。 見かねた夫が「実家に帰った方が良いね」と、車で東京へ。 結局、里帰り出産みたいなかたちになる。 完全に“出産がゴール”だと思っていた。初めての出産。 閉塞感「出産したから、もうなにもできない」 実家で2週間過ごし、新幹線で静岡県島田市に戻る。 「私、本当に大丈夫かな、、、」そんな不安。 毎日とにかく疲れる、眠い。仕事にいける夫がうらやましい、、。 お散歩に行っても何をしていても、 他人の目が気になる。いつ息子が泣くかとドキドキする。 すごい閉塞感。近所の公園に行くのが精いっぱい。 きっともう海外なんて行けないだろうな。 行けるとしてももう何十年も先、、、。 人生って、出産したらその先はもうそんなに 楽しくないのかもしれない。 大好きだったDANCEも踊る気にならない。 そんな自分になってしまったことが辛い。 体がいたい。眠い。とにかく寝ていたい。 ただただ“その日を過ごすことで精一杯”な日々。 図書館での出会い“出産は自分と向き合うチャンス” 産後7か月頃、まだ周囲と関わることが億劫ではあったけど、 やっと生活がまともにできるようになった頃、第2子を妊娠。 今回は里帰り出産にし、臨月から東京で生活。 デカイ腹で毎日とにかく毎日歩いていたら、図書館で運命の出会い “産前産後のからだ革命 著:吉岡マコ” この本で はじめてマドレボニータという団体があること、 その人たちがなんだか面白そうな人たちであることを知る。 第2子出産、自分の夢どころじゃない毎日 1歳7か月の息子と生後2か月の娘をつれて、島田市に戻る。 不安、不満、疲れてていながらも、第1子と比べると ちょっと気持ちに余裕があるのを感じる。 自己主張し始めた長男にイライラしてしまう。 そんな自分への自己嫌悪がすごかった時期。 産後初めて夫に言った「私1人でここに行きたい」 産後1年3か月経過するころに浜松で開催されていた NECワーキングマザーサロン。 これに参加したことをきっかけに、私の人生は音をたてて動き始める。 このサロンで出産後、初めて自分と向き合い、 “私はどうやって生きていきたい?”と問いかけたら “産後ケアを広めるインストラクターになりたい”という気持ちが 眠っていたことが明らかになり、 やるならマドレボニータでしっかり勉強したい。 なら、養成コースに入ろう。そのための学費をまず稼ごう。 子どもを預けながら働ける保育園を探し、 翌年の2月から保育士として社会復帰。 翌年の5月まで保育士として働きながら、 第7期NECワーキングマザーサロン進行役として社会活動にも参画しはじめる。 閉塞感からの解放「母だって踊っていいんだ!!」 マドレボニータの産後ケア教室のDVD受講を自宅で受ける。 想像以上の運動量と強度に驚きつつも、1回で体の不調が改善された。 気持ちもすごくすっきりして、その日の夜は久しぶりに深く眠れた。 なんだこのプログラム、すげぇ、、。 体が元気になると、気持ちもすごく前向きになる、と実感。 子どもの寝かしつけを夫に頼み 夜ダンスのレッスンを受けに行ったり、Yoga、ピラティスを始める。 NECワーキングマザーサロンを運営するメンバーも みんな母でありながら、仕事をし、自分の人生について、 自分の意見をしっかりもっている女性。 そんなメンバーにも刺激され、どんどん ぐるぐるに縛られていたような “母親はこうあるべき”な思考から解放されていく。 体力の衰え 毎日保育士として働きながら、子ども2人の送り迎え、 夕飯の支度をし、お風呂に入れて、寝かしつける。 そんな日常のことがすごく大変に感じた毎日。 「産後に職場復帰するって、こんな感じなのかな 子をもって働くって、こんなに大変なのか、、」 体調を崩したり、疲れがたまって動けなくなってしまう日々。 私ってこんなに体力なかったっけ?? 体力には自信をもって生きてきたので、 結構ショックを受ける。 “育児って体をつかってるし、疲れるから体力鍛えられてるよね!” という自分の虫の好過ぎる考えを恥じつつ 体力って、ちゃんと鍛えないとつかないんだなぁ ということを、身をもって感じる。 でも職場復帰する前に体力をつけるための 運動が出来る場所ってないよなぁ。。むむむ。 ないからって、諦めない!つくろう!広げていこう! そんな自分の体力のなさも感じつつ “産後ケアについて勉強している”と周囲にふれ回っていると 「妊娠・出産には助産師がいるけど、産後には専門家がいない。 すごい大事な職業だとおもう。」 「誰にも言えなかったけど、実は私も産後が辛かった」 「私が出産した頃に教えてほしかった。 なぜ今まで誰も教えてくれなかったんだろう?」 出産を経験している年齢を問わずたくさんの女性が 自分の産後について教えてくれた。 なんと、、 私が産後に感じていたことを、みんなも同じように感じていたのか、、。 産後についての正しい知識と、 失った体力を取り戻せる運動と 上っ面ではない信頼できるコミュニティ(家族・友人)があれば、 出産して間もない女性ってもっともっと 自由に、前向きに 母としての人生を生きられるんじゃないか? マドレボニータの産後ケアプログラムを広めることが そんな母を世の中に増やす ことにつながるんじゃないか? きっと...つながるよね!! 1人でも多くの母が昔の私のように、母であることを “母親になったんだから...” というネガティブなとらえ方ではなく “母親になったんだから...♪” より楽しみながら こどもとの人生を歩んでいくために。 出産をした全ての母に、産後ケアを届けたい。 一人でも多くの人に【産後ケア】について知ってほしい。 そして、母としてだけではなく、 1人の女性としての人生を歩む女性たちとつながって、 その輪を広げていきたい。 そんなおもいで私は今日も活動しています。 |